F1ドライバーミカ・ハッキネン!皇帝シューマッハも認めたその実力とは?②

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前回は、1993年にマクラーレンに移籍して、アイルトン・セナのライバルとして

大活躍したところまで紹介しました。

ハッキネンの実力は、あの皇帝ミハエル・シューマッハが最大のライバルと言うように、

みんなが認めていたのですが、マシンにも恵まれずなかなか優勝できなかったのです。

苦労と共にやっと手に入れた栄冠。その軌跡を紹介します。

目次

1.選手生命を左右する大クラッシュからの生還

2.ようやくつかんだF1での初優勝

3.皇帝を破りチャンピオン獲得

4.シューマッハとのバトル

5.まとめ

1.選手生命を左右する大クラッシュからの生還

1994年からマクラーレンのエースドライバーとなり、その活躍が期待されて

いましたが、エンジンメーカーの変更によって、マシンの開発が進まず、その

実力を発揮できずにいました。

1994年はプジョーエンジンと複数年契約を結びましたが、エンジンの能力不足

により、1年で契約解除。またゼロからのスタートとなったのです。

1995年は、メルセデスとのエンジンを獲得し開発に励みました。

ですが、最終戦オーストラリアグランプリで悲劇が起きたのです。

タイヤのパンクによりコントロールを失い、そのままコンクリートウォールに激突

したのです。その衝撃で舌を噛み切ってしまったのです。

選手生命にかかわる重傷を負い、1か月以上入院したのです。

ですが、ハッキネンは無事生還します。

翌1996年の開幕戦に出場したのです。

開幕戦の予選でミハエル・シューマッハに次ぐ予選5位を獲得したのです。

その驚異的な回復力と、強靭な精神力には驚かされます。

大クラッシュして、選手生命に関わる重傷を負いながら、またそのスポーツに

復帰できるというのは、並大抵のことではないと思います。

人間だれしも、過去の記憶というものがよみがえってきます。

『また失敗したらどうしよう』

『あの人に怒られたから、また怒られる』

などなど。

そんな記憶が今の足かせになって、行動に起こせない人もたくさんいると思います。

僕もそんな1人で、過去の失敗の経験から、なかなか前に踏み出せなっかったのですが、

今ようやく自分の夢に向かって走り出しました。

その恐怖心に打ち勝って、トップチームとそん色ない走りを見せたハッキネンは、

やはり強いドライバーなのです。

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2.ようやくつかんだF1での初優勝

これだけの実力がありながら、あのミハエル・シューマッハとまともに戦える

実力がありながら、いまだ優勝経験がありませんでした。

しかし、1997年遂にその夢がかないます。

最終戦のヨーロッパグランプリでした。

このヨーロッパグランプリの予選ではとんでもないことが起きました。

予選1位から3位までが1000分の1秒まで同じタイムとなったのです。

F1始まって以来の出来事で、順位は記録した順というルールに従って決められ

ました。

その予選で、ハッキネンは5位を獲得します。

決勝では、チャンピオン争いをしていたヴィルヌーヴとシューマッハの2人が

レースを引っ張ります。

しかし、この2人が接触によりシューマッハはリタイヤ、ヴィルヌーヴもダメージ

負い、ペースダウンします。

そこで登場したのが、ハッキネンです。

ペースが落ちたヴィルヌーヴとの差をどんどん縮めます。

そしてファイナルラップで遂に抜いたのです。

そのまま、チェッカーを受けてついに念願の初優勝を飾ったのです。

F1デビューから96戦目での初優勝で、当時の最も遅い初優勝記録でした。

マシンの上に立ち上がり、両手を挙げてのバンザイ。よっぽどうれしかった

のでしょう。

表彰台では、自分も喜びを爆発させていましたが、ワールドチャンピオンを決めた

ヴィルヌーヴを、チームメートのクルサードと一緒に肩で抱きかかえるシーンが

印象的でした。

いずれはこの立場に自分がなると思いながら、抱きかかえていたのかもしれませんね。

3.皇帝を破りチャンピオン獲得!

前のシーズンで勝利を挙げると、一気にその才能が開花します。

1998年は開幕から順調に勝利を重ね、ポイントを獲得していきます。

前半戦の6戦で4勝を挙げるという強さをみせ、シーズンを引っ張ります。

この時チャンピオンを争っていたのが、ミハエル・シューマッハです。

シューマッハもシーズン序盤は調子を落としていたのですが、徐々に調子を上げて、

最終戦日本グランプリまでタイトル争いはもつれ込みます。

予選ではハッキネンがミスをして2位となりました。

1位を獲得したのはライバルのシューマッハでした。

決勝レース直前、ハッキネンがシューマッハに歩み寄ります。フェアプレーを

誓い、両者がっちりと握手したのです。

そして、スタート!

と思ったのですが、後方、のマシンのエンジン止まってしまいスタート出来ず、

スタートのやり直しになります。

と思ったら、シューマッハのマシンもエンジンがオーバーヒートしてしまい、

スタート出来なくなってしまったのです。

最後尾スタートとなったシューマッハ。ハッキネンのチャンピオンが近づいてきます。

スタートも順調に決めて、1位をキープします。ハッキネンも守りではなく、

ファステストラップを更新しながら攻めの走りを見せます。

シューマッハも渾身の走りを見せて最下位から3位まで順位を上げていました。

遂に2人の直接対決が見られるかと思ったとき、突然その瞬間が訪れました。

なんとシューマッハのタイヤがバーストしてリタイヤしたのです。

この瞬間、ミカ・ハッキネンのチャンピオンが決定しました。

そのままレースにも優勝し、チャンピオン決定に華を添えたのでした。

チェッカーフラッグを受けた瞬間、ヘルメットのバイザーをあげ涙を拭いていました。

F1デビューから7年目、シューマッハと戦ったマカオグランプリから8年で最高の

プレゼントを手に入れたのです。

初優勝、初チャンピオン獲得というのは、何度見ても感動してしまいます。

最近、動画で振り返って見ていたのですが、年のせいか涙もろくなっていまして・・・

ハッキネンが泣いている姿をみて、感動のあまりもらい泣きしていました。

ライバルのシューマッハはルーキーシーズンから結果を出していました。

マシンにも恵まれ、チームにも恵まれ最高の時を過ごしていました。

その時ハッキネンといえば、型落ちのマシン、資金難のチームでなかなか結果が

残せませんでした。

マクラーレンに1993年に移籍しても1997年までは優勝できなかったのです。

しかし、ハッキネンは戦い続けました。チャンピオンになるということを信じて。

そしてその夢が実現します。最高のライバルでもあり、最強のドライバーである

シューマッハを破りチャンピオンを獲得したのです。

ここで感動のシーンがありました。

レースを終えたシューマッハがハッキネンを待っていたのです。

ライバルのハッキネンを祝福するため待っていたのです。二人はがっちり握手を

交わします。

フェアプレーに徹した二人、お互い認め合うライバル同士の二人、とても感動する

シーンでした。

前年はジャック・ヴィルヌーブ肩で抱きかかえていましたが、今回は抱きかかえられて

いました。最高の気分だったでしょう。

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4.シューマッハとのバトル

ミカ・ハッキネンとミハエル・シューマッハのバトルといえば、2000年のベルギー

グランプリでしょう。

『20世紀最高のオーバテイク』として今でも語られています。

ベルギーグランプリでの名物オールージュを駆け上がっていく3台のマシン。

その最後方にハッキネンのマシンがいました。その前にはシューマッハ。

3台のマシンはオールージュを駆け上がり、ストレートを全速力で走行します。

周回遅れのマシンを抜くためアウトにマシンを寄せたシューマッハ、その隙を

つくようにインに入るハッキネン。3台のマシンが横一線に並んだのです。

ハッキネンは2台のマシンをまとめてオーバーテイクしたのでした。

そのままの勢いでこのレースをハッキネンが優勝したのです。

時速300㎞を超える中での戦いです。しかも3台が横一線になるということは

接触してクラッシュするというリスクもあります。

しかし、ハッキネンは難なくやってのけたのです。シューマッハも脱帽でしょう。

予選でもこの2人は1000分の1秒の戦いを見せています。

特に1999年、2000年の日本グランプリの予選は最高でした。

シューマッハとハッキネンが1000分の1秒まで同じタイム

出したり、1000分の1秒刻みでラップタイムを縮めあったりと、

見ていてゾクゾクするような戦いを見せたのです。

決勝とはまた別の楽しみが予選にはあるんです。限界ギリギリの走りを見せて

一歩間違えればスピンやコースアウトしてしまう、この1周にとてつもない

集中力で挑むのです。

この2人だけ別世界の戦いをしていました。ほかのドライバーはついて

いけなかったのです。

お互いに認め合う最高のライバル同士が見せた最高の戦いでした。

5.まとめ

ハッキネンは、ライバルのシューマッハとは違い、F1デビューしたてのころは

チームにもマシンにも恵まれませんでした。ですが、その非力なマシンで

アイルトン・セナとバトルをしたりと、その才能の片鱗を見せていたのです。

マクラーレンの移籍から始まったワールドチャンピオンへの道。

遅咲きながら、その夢を叶えたミカ・ハッキネン。

その走りが、2018年日本グランプリでまた見れます!

この記事を書いてその走りを思い出しながら、日本グランプリをとても楽しみに

待っている僕なのでした。

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